松本真由美の環境・エネルギーダイアリー

外観はまるで美術館 東京・武蔵野市が住宅街にゴミ処理施設を建設するワケ

 「現清掃工場の建設では用地の選定段階から市民参加による検討を行って建てた経緯があります。それから約30年がたち、再整備の時期を迎えましたので周辺住民の方々の理解と市民参加による議論・検討に基づき、施設をどういう形にしていくかを決めました」

 新施設には最新鋭の設備を導入し、全国で最も厳しい排ガス自主規制値を設定しています。また現施設は、ごみを燃やした熱で蒸気をつくり、市役所や総合体育館(公立中学校プール)に送り、給湯や冷暖房、温水プールの熱源に活用されていますが、新施設には新たにごみ発電設備(抽気復水タービン、最大出力2650キロワット)を設置することにしました。さらに東日本大震災を教訓に、非常時にも対応できる「ガス・コージェネレーション設備(ガスタービン発電機、最大出力1500キロワット)」の導入を決めました。

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 清掃工場で、ガス・コージェネレーション(熱電併給)を併設するのは全国初の試みです。

 さっそく工事中の現場に案内してもらいました。地上部の鉄骨工事も進み、清掃工場のプラント設備の組み立ても着々と進められています。地上3階・地下2階建てで、建物と煙突の構造は耐震基準の1.25倍高い安全性を有しています。

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