【将棋】20代旋風、羽生世代ついに風穴 「戦国時代が来る」(2/3ページ) - 産経ニュース

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20代旋風、羽生世代ついに風穴 「戦国時代が来る」

 そこに風穴を開けたのが、今最も勢いのある佐藤新名人だ。昨年、名人への挑戦者を決める順位戦で最上位のA級に昇級したばかりで、1期目で名人を奪取したのは谷川浩司九段(54)、羽生棋聖に続く3人目の快挙。ベルギーの高級ブランドを着こなし、クラシック音楽を好むことから、「貴族」と呼ばれる。

 今回の名人交代劇は後に続く若手の発奮材料にもなった。「(新名人誕生は)自分とはレベルが違うが励みになる。羽生先生と1局でも多く指せるよう、しがみついてでも頑張りたい」。棋聖戦開幕前にこう語った永瀬六段は3日の第1局で羽生棋聖を破り、タイトル戦デビューを飾った。

 ほかにも、順位戦A級に今期初めて上がった稲葉陽(あきら)八段(27)、王位1期の実績を持つ広瀬章(あき)人(ひと)八段(29)、平成生まれのプロ棋士第1号の豊島将之七段(26)、2年前に竜王を獲得し、大阪大大学院で哲学を専攻する異色の棋士として話題を呼んだ糸谷哲郎八段(27)ら、20代の若手が虎視眈々とタイトル獲得を狙っている。