産科に行かなくても胎児の状況把握…心電図データをスマホに送る腹帯開発進む(1/2ページ) - 産経ニュース

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産科に行かなくても胎児の状況把握…心電図データをスマホに送る腹帯開発進む

産科に行かなくても胎児の状況把握…心電図データをスマホに送る腹帯開発進む
産科に行かなくても胎児の状況把握…心電図データをスマホに送る腹帯開発進む
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 妊婦が自宅で電極の付いた腹帯を巻き、胎児の心電図データをスマートフォンで主治医へ送るシステムの開発を、大阪電気通信大や奈良県立医科大などで作る研究チームが進めている。腹帯に西陣織の技術を応用することで簡単に着脱できるようにする計画。医師が胎児の状況をリアルタイムで把握できるようになり、産科医が不足している過疎地域でも、安全・安心な周産期医療を目指す。

 腹帯に付ける電極は、京都大と大手繊維メーカーが開発した導電性繊維(電気を通す繊維)を用いる。この繊維を西陣織の技術を応用して腹帯に縫い付けることで、繊維に凹凸ができる。これにより皮膚との接地面積が大きくなって電極の役目を果たし、妊婦が腹部に巻くだけで胎児の心電図を含んだ信号を取れるという。

 この信号から妊婦の心電図データを除去する信号処理を実施。腹帯には中継器を取り付け、心電図データを無線でスマートフォンへ送る。スマホには専用アプリをインストールし、主治医がいる医療機関へ転送する仕組みだ。妊婦は自宅にいながら、主治医による胎児のモニタリングを受けられるようになる。