尖閣接続水域侵入

国有化後、中国公船の侵入常態化 海保は対策強化

 第11管区海上保安本部では24年度から、大型巡視船12隻相当、ヘリ搭載型巡視船2隻からなる「尖閣警備専従部隊」の整備計画を進め、今年2月に終了した。石垣海上保安部(沖縄県石垣市)などに係留され、606人態勢で警備に当たっている。

沖縄県在住の恵隆之介・拓殖大日本文化研究所客員教授(安全保障)の話

 「女性殺害事件が起き、沖縄では米軍基地撤廃を求める声が大きくなっている。中ロにとって日米同盟に亀裂を入れる絶好の機会で、両国が示し合わせた可能性も十分ある。特に中国は海軍のフリゲート艦を改造した船を派遣するなど段階的に尖閣周辺に進出してきていた。このまま放置すれば、領海侵入や尖閣諸島への上陸もあり得るだろう。沖縄に米軍基地があることで極東の安定が保たれていることを、沖縄県民をはじめ日本人はもっと意識すべきだ」