【ビジネスの裏側】関西の肉じゃがは牛肉やねん…セブンが関東流捨て、ローソン、ファミマを追撃(1/3ページ) - 産経ニュース

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ビジネスの裏側

関西の肉じゃがは牛肉やねん…セブンが関東流捨て、ローソン、ファミマを追撃

【ビジネスの裏側】関西の肉じゃがは牛肉やねん…セブンが関東流捨て、ローソン、ファミマを追撃
【ビジネスの裏側】関西の肉じゃがは牛肉やねん…セブンが関東流捨て、ローソン、ファミマを追撃
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 激しい競争を繰り広げるコンビニ業界で、セブン-イレブンが関西で勢力拡大を加速させている。かつて店舗の数ではファミリーマートやローソンが上回っていたが、セブン-イレブン・ジャパンが出店攻勢を強め、現在では大阪府内の3社の店舗数が約千店とほぼ拮抗。セブンは関西に特化した商品開発を進める戦略により、手薄だった関西エリアでの存在感を一気に高めようとしている。(大島直之)

「西日本プロジェクト」の存在

 コンビニ業界で強さの指標とされるのは、1店あたりの全国平均の売上高(日販)だ。平成27年度の大手の日販はローソンが54万円、ファミリーマートが51万6千円。これに対しセブンは70万3千円と2社との差を広げた。

 セブンは近年、重点出店エリアとして大阪府を中心とする関西に力を入れてきた。首都圏など東日本から勢力を拡大してきたセブンの関西進出は25年と大手では出遅れていた。大阪ではもともと関西発祥のローソンが多く立地。また、ファミリーマートもかつて近畿日本鉄道グループがエーエムピーエムのエリアフランチャイズ(FC)会社を運営し、その後ファミマに合流した歴史があり今も多くの店舗基盤を持つ。このため店舗数ではローソンやファミマが先行してきた。

 だがセブンはここ数年で店舗を関西で急増させ、大手2社に猛追している。攻勢の起爆剤となったのが、セブンが平成26年に社内に発足させたチーム「西日本プロジェクト」の存在だ。それまで商品開発は東京発のみだったが、その一部を西日本プロジェクト主導の関西発に切り替えた。商品開発部門だけでなく「店舗指導、店舗開発の社内複数の部門の声を取入れる横串を通したチームにする」(セブンイレブン・ジャパン)ことで、地域に根ざした売れる商品づくりに取り組んだのである。