編集日誌

拾得金ネコババ、検視中の盗み…

地方版を見ていると時に見過ごせない記事に出くわす。

「拾得現金167万円を窃盗」。5月31日付朝刊の神戸版などに載った記事。兵庫県警生田署の非常勤職員の女が落とし物の現金をネコババしたというものだ。県警を代表する警察署で、しかも上司は自らの管理ミスを隠そうとしたというから、一層あきれた。

兵庫県警では捜査1課検視官室の警部補が先月、夫が自殺した女性宅で検視中に200万円を盗んだとして起訴された。他人の家に上がり込み、検視をする警察活動は信頼を前提に成り立っている。その信頼を悪用し、捜査1課という花形部署の幹部級が、不幸に見舞われた民家で窃盗をした。

同時並行で起きた2つの由々しき犯罪。腐敗の兆候ではないか。(地方部長 徳永潔)