島根・山口沖に一定の石油、ガス埋蔵量 8月に商業生産の可否判断

 島根、山口両県から約130~140キロ沖合の日本海に一定量の石油や天然ガスの埋蔵量を見込めることが6日、分かった。政府の委託を受けた国際石油開発帝石(INPEX)が試掘を進めており、政府と同社は8月末にも商業生産できる埋蔵量を確認できるかどうかを判断する。商業化ができれば、国内の石油・ガス田では昭和58年の新潟県胎内市の岩船沖油ガス田発見以来、33年ぶりになる。

 経済産業省は今後、国内資源開発の民間参入の環境整備を進めるとともに、海洋開発に弾みをつけ、エネルギーの安定確保を図る。

 INPEXはこれまで、3次元物理探査船「資源」による音波探査などで地下を立体的に調査し、石油や天然ガスの地層があることを確認している。

 掘削地点は水深約210メートル。掘削は最終的に海底から約3300メートルまで進め、全体の埋蔵量や、石油と天然ガスの割合などを調査している。試掘に要する費用は91億円で、9割を国の予算で賄う。

 近くでは、韓国石油公社とオーストラリアの資源開発会社、ウッドサイド・ペトロリアムが2004年に商業生産を始めている。韓国側の天然ガスの可採埋蔵量は約600万トンで、岩船沖の2~3倍に相当する。

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