試乗インプレ

激戦区で際立つ存在感 アルファロメオのイケてる高性能ハッチ「ジュリエッタ」(後編)

【試乗インプレ】激戦区で際立つ存在感 アルファロメオのイケてる高性能ハッチ「ジュリエッタ」(後編)
【試乗インプレ】激戦区で際立つ存在感 アルファロメオのイケてる高性能ハッチ「ジュリエッタ」(後編)
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 アルファロメオは、100年以上の歴史を持つイタリアを代表する自動車メーカー。1910年代からモータースポーツに積極的に参加するなどスポーティーなブランドイメージが非常に強く、あのエンツォ・フェラーリが独立してスーパーカーブランドのフェラーリを立ち上げるまで、アルファのレース部門で長きにわたり活動していたことでも知られている。今回の試乗インプレは、そんな走りのDNAが宿るアルファの人気ハッチバック「ジュリエッタ」の最上級スポーツモデル、「クアドリフォリオ ヴェルデ」にフォーカスする。走行性能に注目したに続き、後編では内装や外観、ジュリエッタの総評をお届けする。(文・大竹信生 写真・瀧誠四郎)

イタリアの高級家具に囲まれているかのよう

 で少しだけ「クアドリフォリオ ヴェルデ」(以下QV)の乗り心地の良さについて触れたが、インテリアの使い勝手や居住性はどうか。筒状のインパネを採用したコックピットは、スポーティーなだけでなく非常に見やすい。視線の移動が最小限で済むようにシンプル&コンパクトに設計されているのだ。センターコンソール周りもすっきりしていて、それぞれのスイッチが持つ機能が直感的にわかりやすい。2色使いの内装はイタリアの高級家具に囲まれているかのように洗練されている。お洒落で色っぽいけど落ち着きもあるオトナの空間だ。

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