参院選へ各陣営、臨戦態勢 事実上の選挙戦に突入 茨城

 通常国会が閉会し、参院選の日程が「22日公示-7月10日投開票」に固まったことで、県内も1日、事実上の選挙戦に突入した。参院茨城選挙区(改選数2)に立候補を予定している現職と新人計6人は、臨戦態勢に入った。

 自民現職で元復興副大臣の岡田広氏(69)は国会閉会後、水戸市に戻ったが、国会日程が不透明だったため街頭演説などは行わなかった。2日から本格的な選挙活動を開始する。

 岡田氏は「アベノミクスで経済は確実によくなっているが(消費増税再延期で)国民には『財源をどうするんだ』という不安の声もある。選挙戦では、いかに税収を増やしアベノミクス効果を地方に波及させるかを訴えたい」と強調した。

 民進現職の元農林水産相、郡司彰氏(66)は「安倍晋三首相の政治に対する評価を掲げて、有権者に選択してもらう。アベノミクスに代わる政策を訴えていく」と述べた。消費税率の引き上げの再延期については「これまでの発言と整合性が取れない。責任を取って辞めるべきだ」と総辞職を求め、街頭などで訴えていく考えだ。郡司氏も2日から街頭演説や支持者回りなどを本格化させる。

 共産新人の党県常任委員、小林恭子氏(65)は1日午後4時半ごろJR水戸駅南口で、下校途中の高校生ら若者に積極的に声をかけ、チラシを配布。「アベノミクスは破綻しているのに、首相は成功したと言い張っている」と批判した。安全保障関連法の廃止や憲法改正反対なども訴えた。

 おおさか維新新人の元議員秘書、武藤優子氏(51)は午前7時半ごろ、水戸駅南口近くで街頭に立った。のぼりを手に通勤や通学中の人に手を振り、「おはようございます」「行ってらっしゃい」などと声をかけ、知名度アップに努めた。

 幸福新人の元陸上自衛官、中村幸樹氏(52)は午前9時ごろ、水戸駅北口で、経済政策や抑止力としての自主防衛力の整備、マイナンバーの問題点の3点を訴えた。このうち経済政策に関しては「(消費税の)増税先送りで取り繕っていてはだめだ」と、5%へ減税すべきと主張した。

 このほか、3年前の前回参院選に旧みんなの党から出馬し落選した、新人のワイン醸造家、石原順子氏(54)が無所属での立候補を予定している。石原氏は「3年前に落選したときからもう1度挑戦すると決めていた」と述べた。環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)の発効を見据え、「世界に打ち勝つ農業にしていきたい」とも語った。

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