「プログラミング学習」で鍛える論理的思考 文科省が小学生から必修化検討 民間教室も人気

 参加した小学5年、中山大輔君(10)は「正しく指示をすれば、自分が思った通りにキャラクターを動かせるのが楽しい」。長男で小学5年の昊汰(こうた)君(10)とともに参加した山田亜由子さん(37)も「子供が楽しみながらできるのがいい。無料ソフトなので、家でもやらせてみたい」と笑顔で話した。

 ◆新たな表現手段

 プログラミングとは、コンピューターを動かすための「命令書」を作ることを指す。IT(情報技術)化が進むなか、ITを担う人材育成などをにらみ、文科省は平成24年度から中学校の学習指導要領でプログラミング学習を必修化。32年度から小学校の学習指導要領にも盛り込む方向で検討している。5月には指導内容などを議論する有識者会議を設置した。

 同会議のメンバーで、デジタル技術と学びを融合させたワークショップなどを多く手がけるNPO法人「CANVAS(キャンバス)」理事長の石戸奈々子さんは「現代では家電や車などあらゆるものがコンピューター制御されている。プログラマーにならなくても、その仕組みや原理を知ることは大切」と指摘。その上で「プログラミングは、論理的な思考力や問題解決力を身に付けるのに役立つ。何よりプログラミングを使ったものづくりによって新たな表現方法を手に入れ、自身の力を広げることができる」と話す。