【関西の議論】日本はブラック保育? 25歳女性、安月給に奨学金返済…母ともども自己破産の残酷(4/5ページ) - 産経ニュース

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関西の議論

日本はブラック保育? 25歳女性、安月給に奨学金返済…母ともども自己破産の残酷

 27年賃金構造基本統計調査によると、全産業の平均月給が33万3300円なのに対し、保育士は21万9200円と約11万円も低かった。昨年11月には現役保育士らが会見を開いて厳しい現状を訴えるなど、全国的に待遇改善を求める運動が広がっている。

6千円の増額では足りない!

 待機児童対策として保育所を増やすと、29年度末までに約9万人の保育士が不足する見込みとなっている。なり手を確保するため、政府は今年5月にまとめた「ニッポン1億総活躍プラン」に、29年度から保育士の月給を2%(約6千円)引き上げ、ベテランの給与を手厚くすることを盛り込んだ。

 だが現場の声は辛辣(しんらつ)だ。保育士の求人・転職サイト「保育士バンク!」(http://www.hoikushibank.com/)を運営するネクストビート(東京)が4月に20~50代の保育士740人を対象に行った意識調査では、2%の増額について95・1%が「足りない」と回答。「満足している」はわずか1・1%だった。

 増額の希望額は「月5万円くらい」(33・5%)が最多で、次いで「月3万円くらい」(16・2%)▽「月10万円程度」(12・9%)-だった。