【関西の議論】日本はブラック保育? 25歳女性、安月給に奨学金返済…母ともども自己破産の残酷(3/5ページ) - 産経ニュース

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関西の議論

日本はブラック保育? 25歳女性、安月給に奨学金返済…母ともども自己破産の残酷

 女性は言う。「就職前は保育士が奨学金も返せないほど低賃金だとは知らなかった」。子供とかかわる時間は女性にとっては癒やしだという。こんなに笑って過ごせる仕事はないとも思う。将来的には、自分の保育園を開園したいという夢もある。だが、自己破産の先も給料が変わるわけではなく、生活不安は消えていない。

月給平均21万円

 女性のように、仕事にやりがいを感じている保育士は多い。だが一方で、給与面の問題や過重労働から離職率が高いのも保育士の特徴だ。

 今年3月、ツイッター上に「保育士辞めたの私だ」とのハッシュタグが登場した。

 「手取り10万代前半の給料(一生昇給なし)。やってらんないよほんと」

 「一番辛いのは子供と遊んでるだけでいいね、なんて思われること。せめてしんどい仕事だよってわかってくれたら状況は改善しそうなのに…」

 ツイートは今もじわじわと増え続けている。

 「保育士は3年続けばいい方だといわれている」と前出の女性はいう。医療事務など別業種に転職する人を何人も見てきた。

 厚生労働省の平成26年社会福祉施設調査によると、1年間に就職した保育士約5万人に対し、離職者も約3万5千人に上った。同省の別の調査では、保育士資格を取得した人の約半数は保育士以外の職を希望していることが分かった。その理由の1位は「賃金が希望と合わない」(47・5%)だった。