任期満了に伴い7月10日に投開票される新座市長選で、元市議の嶋野加代氏(62)が30日、同市内で記者会見し、無所属での出馬を表明した。嶋野氏は「市の道路交通政策やまちづくりの方向性は継承する」とした上で、「政策や財源の配分に偏りがあり、細部については刷新が必要」と強調。中学校ブロックごとに市民生活全般を話し合う地域まちづくり協議会、地域センターを設置し保育や教育の相談ができる子育て相談員の配置などを公約に掲げた。
嶋野氏は平成12年から市議3期当選後、初挑戦した前回市長選で落選。現在、市国際交流協会理事。
同市長選は6期目の須田健治市長が今季限りで引退を表明。出馬表明したのは嶋野氏が初めて。