習志野ソーセージをPR イベント開催「ご当地グルメに」 千葉

 約100年前の製法で作られた「習志野ソーセージ」を新たなご当地グルメとしてPRするイベントが28、29日、習志野市谷津の津田沼公園で開かれた。会場ではソーセージの販売などが行われ、多くの家族連れでにぎわった。

 イベントは習志野商工会議所が習志野ソーセージを特許庁の地域団体商標登録に出願したことを記念し、来月からの販売開始をアピールするために開催した。

 同商工会議所によると、第一次世界大戦中、習志野市には捕虜収容所があり、日本の捕虜となったドイツ兵から本場の味と作り方が日本に伝わったという。

 習志野ソーセージは塩分が濃いめで豚の腸を使っているのが特徴。熱々のソーセージを味わった同市に住む小学3年生、戸松蒼甫くん(8)は「肉厚で、おいしい」と頬張っていた。習志野商工会議所の高野次夫専務理事は「習志野は日本にはじめてソーセージが伝わった場所。商標登録できたら、地域おこしの一つとして育て上げたい」と意気込んでいる。

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