写真集チラ見せ

こんな夜景なら口説いてみたい、口説かれたい…『プロが教える夜景写真 撮影スポット&テクニック』

【写真集チラ見せ】こんな夜景なら口説いてみたい、口説かれたい…『プロが教える夜景写真 撮影スポット&テクニック』
【写真集チラ見せ】こんな夜景なら口説いてみたい、口説かれたい…『プロが教える夜景写真 撮影スポット&テクニック』
その他の写真を見る (1/8枚)

 写真家は数多いが、「夜景写真家」となるとそう多くはいない。岩崎拓哉さん(35)はその第一人者。『プロが教える夜景写真 撮影スポット&テクニック』(日経ナショナルジオグラフィック社)を刊行した。

 すでに国内だけで2000カ所をめぐって夜景を写した。本書は、ナイトスポットの魅力を知り尽くした著者が厳選した全国161カ所を紹介。160ページ、オールカラーで華麗な都市の姿を伝えている。

 黄や赤の無数の小さな光が未知の生物のようにうごめく幻想的なコンビナート、海岸沿いに広がるネオンの群れ、山から見た下界の夜景のまばゆさ、高層ビルが連なる都市の光は圧巻そのもの。

 魅力的な写真の数々。しかし、ただ写真を載せているのではない。どうすればうまく写せるのか。そのテクニックや機材を披露して解説しているのが特徴だ。たとえば川崎の工場夜景撮影スポット「千鳥町」。写真とともに、使用レンズ、絞り、感度などが記され、こんなアドバイスも。「露出を調整しよう。線路の質感が表現されるはずだ。ただし線路内は撮影禁止」という具合だ。さらに「2015年9月26日19時31分」と撮影日時も明記。アクセス方法も「川崎駅から車で約20分から30分」と記載。周辺スポットの石油工場プラントも紹介している。地図やQRコードを載せるなどガイド的な要素を取り入れ丁寧な作りで、撮影に行くには大助かり。

会員限定記事会員サービス詳細