ストーカー加害者に精神治療を 茨城県警が医療機関などと覚書

 東京都小金井市でアイドル活動をしていた女子大生が男につきまとわれ刺される事件が起きるなど全国的にストーカー被害が絶えない中、県警は、ストーカーの加害者に精神医学による治療を施し、再犯防止につなげる覚書を、県内の医療機関などと締結した。

 覚書を結んだのは、県立こころの医療センター(笠間市旭町、土井永史院長)、県精神科病院協会(滝田泰彦会長)、県精神神経科診療所協会(小徳勇人会長)の3団体。県内10カ所の病院や診療所が協力を申し出ているという。

 加害者の同意を得た上で、カウンセリングや治療を行う。治療費は加害者負担。やめたくても、やめられない-。特にそんな加害者には有効といえそうだ。

 県警本部で行われた調印式で鈴木三男本部長は「ストーカー加害者の執着心や支配意識が取り切れず、再犯につながるケースが多い。精神医学的アプローチを用いて、再犯の抑止につなげていく」と述べた。

 県警によると、平成27年度の県内でのストーカー被害の認知件数は前年度比95件増の475件、摘発件数は同37件増の67件。

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