たんぼのバッタやミミズ…絵本で紹介 滋賀の作家

 自然と「共生」する農家などの人たち。そんな風景に刺激された。滋賀の自然の魅力が、徐々に絵本作品のイメージに変わっていったという。滋賀を題材にした初の絵本づくりを思い立った。

 創作では、琵琶湖の周りに生息する生き物を図鑑のように描いてみようと思い立つ。専門家に図鑑を見せてもらったり、県立琵琶湖博物館(草津市下物町)に出向き、生物のスケッチを重ねたりして構想を練った。

 作品では滋賀の田んぼを舞台に、カエルや昆虫、鳥などさまざまな生物が食べたり食べられたりしながら、生活している姿が生き生きと描かれている。「生き物を表情でなく、動作で表現する」ことを目指したという。

 「子どもと真剣勝負」。はやしさんの尊敬する絵本作家、長(ちょう)新太(しんた)さんの言葉を胸に、川や田んぼで感じたにおいや水の冷たさの感覚を表したという。はやしさんは「田んぼには、人間と自然の面白い共生状態がある。生命のつながりをぜひ追体験してほしい」と話している。

 1300円(税抜き)。県内の主要な書店などで販売している。

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