【オバマ大統領広島訪問】被爆の父「恨むな…感無量」米で平和活動の娘「何が起こったか感じて」…核なき世界待つ父娘が思い吐露(1/2ページ) - 産経ニュース

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オバマ大統領広島訪問

被爆の父「恨むな…感無量」米で平和活動の娘「何が起こったか感じて」…核なき世界待つ父娘が思い吐露

【オバマ大統領広島訪問】被爆の父「恨むな…感無量」米で平和活動の娘「何が起こったか感じて」…核なき世界待つ父娘が思い吐露
【オバマ大統領広島訪問】被爆の父「恨むな…感無量」米で平和活動の娘「何が起こったか感じて」…核なき世界待つ父娘が思い吐露
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 「原爆を落とした米国人を恨むな。平和の懸け橋になれ」。広島で被爆した父からそう諭されながら、原爆の悲劇を見つめ続けてきた。米国・サンディエゴ市に住み、平和活動を続けている臨床心理医、美甘(みかも)章子さん(54)。自分の目で歴史的な一日を見るために広島に降り立った。

 父の変圧器製造会社会長、進示さん(90)は昭和20年8月6日、爆心地から1・2キロ離れた広島市内の自宅の屋根の上で建物解体の準備中に被爆、崩れ落ちた家屋の下敷きとなった。父親に助け出されたが、右半身に大やけどをして血まみれ状態だった。

 「絶対に治る」「生き続けろ」。励まし続けてくれた父親とは5日後、進示さんが治療のため軍用トラックに乗せられた後、再会できず生き別れに。約1カ月後、病気療養中だった母親も死去し、天涯孤独になった。

 それでも戦後の混乱期をたくましく生き抜いてきた進示さん。結婚して3人の娘をもうけ、平和への思いをわが子に語り聞かせた。次女の章子さんは、そんな父の背中を幼いころから見続けてきたという。

 章子さんは大学卒業後、高校の英語科講師などを経て平成元年に渡米した。その後、臨床心理医となり、サンディエゴ市でクリニックを開業した。