杉田水脈のなでしこリポート(5)

親日から親中に…オーストラリアの危うい現状を憂えています(その1)

 ミルズ氏の支持率がガタ落ちしていく中、クーデターの試みが何度かありました。そこでオーストラリアを離れるべきではなかったのですが、「国際石油開発帝石」(インペックス)の招待を受けてミルズ氏は日本を訪れました。そして「日揮」本社を訪問しているときに、首席大臣解任の報を受けました。オーストラリアにおいて、州のトップが不在の時に議員たちが勝手に選挙が出来る制度があるとは驚きです。

 最近ではオーストラリアの対貿易量1位は中国ですが、 北部準州に限っては日本が1位です。インペックスの事業規模は約2兆円。にもかかわらず、日本企業は北部準州政府に影響力はありません。それどころか、首席大臣がインペックスからの招待で日本を訪問している際に、議員間で選挙をして首席大臣をクビにするという暴挙。これを見ればどれだけ日本側が影響力を行使できていないかがわかります。

 将来、南シナ海が中国に封鎖され、中東から日本へのシーレーンが遮断されてしまった場合、NT州から南シナ海を経由せずにLNGを輸入できることが極めて重要になります。しかし、ダーウイン港を封鎖されてしまったらそのルートも使えなくなってしまいます。

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