軍事ワールド

韓国の最新戦車「黒豹」はトラブルの塊、北は時代遅れの「ポンコツ」数で勝負

 K-2はとりあえずドイツ製のPPを100台分輸入して危機をしのぎ、国産PPを改良して軍の審査を受けたが、加速性能が要求値を下回ってしまった。軍の作戦要求性能(ROC)は「静止状態から時速32キロまで加速するのに8秒」だったが、韓国産PP搭載のK-2はどう頑張っても8.7秒を切れなかった。

 通常なら改良して審査合格を目指すが、韓国合同参謀本部は要求値を8秒から9秒に引き下げて合格にした。裏口入学さながらに足きり点を下げたのだ。

 ちなみにドイツが1980年代に実用化したレオパルト2が6秒台とされる。8秒にしろ9秒にしろ、低レベルな数値なのは否めない。

ミサイルを迎撃するはずが

 K-2は、少なくとも設計段階では斬新な一面を持っていた。戦車の天敵である誘導式対戦車ミサイルを迎撃するアクティブ防御システム(APS)を備える予定だったのだ。

 レーダーで飛来する敵の対戦車ミサイルを探知し、迎撃ミサイルを発射、爆発させるもので、400億ウォンをかけて開発したとされる。同様の迎撃システムはロシア製の「アリーナ」やイスラエルの「アイアンフィスト」が知られている。韓国も最新迎撃システムを戦車に装着し、撃たれても全損せず戦闘行動を続けられる、また被弾しても経験豊かな戦車兵を失うことのないタフな戦車を目指したのだが、量産型のK-2にAPSは採用されなかった。

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