庶民ならぬ犯人の味方? 比例出馬予定の共産新人候補、建造物侵入・窃盗容疑者を擁護「責める気になれない」

 大演説会で唐沢氏は「県内で大変ショッキングな事件が起こった」と切り出し「私はどうしても、この犯人を責める気になれない。自分がもしも同じ立場に置かれたら、自分だってどうなっていたか分からないと思うからだ」と述べた。

 そのうえで「私もかつて非正規雇用の労働者だった。賃金1カ月10万円で、どうやって将来に夢を持てと言うのか。非正規の根本的な原因がどこにあるのかを考えるとき、私たちは政治と無関係でいられない。格差と貧困はますます広がっている。この政治をどうしても変えていかなければならない」と呼びかけた。

 この日の共産党大演説会には、約3000人(党発表)の党員や支持者らが集まった。

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