中国トンデモ事件簿

12歳女児が性的暴行受けた末に性病感染 16歳少女が妊娠姿を自撮り 父母不在の「留守児童」の闇深く…

16歳少女が自撮りしたとされる写真(中国・法制晩報の微博アカウントから)
16歳少女が自撮りしたとされる写真(中国・法制晩報の微博アカウントから)

 中国江西省南昌県で、12歳の女子生徒が学校内で長期間にわたって性的暴行を受け、性病に感染する事件が起きた。一方、河南省許昌県では16歳になったばかりの少女が妊娠姿を自撮りしてネット上に投稿し、議論を呼んでいる。いずれも出稼ぎなどに出た両親と離れて暮らす「留守児童」とみられる。留守児童の多くは祖父母ら親族が面倒をみているが、保護能力に問題があるケースも多く、犯罪や事故、児童虐待に巻き込まれる子供たちが後を絶たない。

 中国のニュースサイト「澎湃新聞」によると、性的暴行をうけた女子生徒の父母は事件当時、出稼ぎに出ており、被害者は祖父母と生活していた。事件の舞台が小学校か中学校かは明らかではないが、工務を担当するため校内で生活していた58歳の男が長期間、複数回にわたって女子生徒を暴行、性病に感染させていた。

 度重なる暴行のため女子生徒は今後不妊となる可能性もあるという。精神的なショックが大きく、事件後に何度も自殺を図ったとされる。

 今年2月の春節に両親が帰郷した際、女子生徒の様子がおかしかったことから問いただしたところ、被害を打ち明けた。地元の警察当局によると、容疑者の男はすでに逮捕され、取り調べを受けているという。

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