ビジネスの裏側

鴻海はシャープとの約束守るか…創業者へのリスペクト「記念館建設」も怪しい

 記念館構想は、鴻海が創業家に敬意を示すことでシャープとの融和を図ったとみる向きもあるが、シャープ自体が創業家との関係性が薄まっている。それに記念館とシャープミュージアムのコンセプトは重複している。要は同じ器はいらないのである。創業家の存在感が薄らぐ中、新しい記念館をどんなイメージを打ち出せるのか、実現性や実効性には疑問符がつく。

 天理市では、観光資源でもあるシャープミュージアムの移転を心配する声も出始めている。現時点で記念館計画は進行中だが、鴻海サイドは約束を守るのか、その動向が注目される。

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