【銀幕裏の声】平成ガンダム背中に「OK」文字、アニメにはないデザイン…限定ガンプラ開発秘話(下)(3/4ページ) - 産経ニュース

メインコンテンツ

銀幕裏の声

平成ガンダム背中に「OK」文字、アニメにはないデザイン…限定ガンプラ開発秘話(下)

 スタジオでは連日、福田己津央監督たちアニメスタッフと新作のモビルスーツのメカデザインの設定などについて打ち合わせが行われたという。

 ストライクフリーダムガンダムのメカデザインもこの打ち合わせで生まれた。

 「ある日、福田監督からストライクフリーダムガンダムが両手に持つ2つのビームライフルを縦に一つにつなげるデザインにしたいと言われました。いったい縦にどうやってつなげるのか? しかし、その設定案を大河原さんに伝えるのが私の役目でした」

 大学でインダストリアルデザインを専攻していた馬場さんは、福田監督が描いたラフスケッチの上に、さらに手を加えながら、ある一つのアイデアを完成させた。

 「一つのライフルの後部をジョイント部分にして回転させ、もう一方のライフルの銃身を差し込んで接続させるアイデアです。福田監督はデザイン重視で、長い格好いいライフルをイメージしていたのだと思うのですが、私は2つのライフルを1つにつなげるその理由も考えなければなりませんでした」と明かす。「でもいいアイデアが浮かびました。2つのライフルを直列につなげることで火力を増幅させるというアイデアです」。苦肉の理由をこう苦笑しながら馬場さんは説明する。

 この馬場さんのアイデアを聞いた大河原さんは即座に理解し、福田監督の案を巧みに盛り込みながら、機能的かつ格好いい新兵器をデザインしたのだ。こんなやりとりを続けながら斬新なストライクフリーダムガンダムのフォルムは仕上げられていったのだ。