清朝最後の皇帝のめい、福永(旧姓愛新覚羅(あいしんかくら))●(=女へんに雨、その下に誇のつくりで大を取る)生(こせい)さん(76)と、●生さんの半生を描いた『流転の子』の作家、本岡典子さんが20日、兵庫県西宮市で対談した。
■ブーブークッションで笑わせたラストエンペラー
対談は、●生さんが住む同市で三井住友信託銀行が主催。約60人を前に、1年5カ月におよぶ流浪や父の溥傑(ふけつ)、母の思い出などについて語った。
溥儀(ふぎ)が妹の席にブーブークッションを置き、「座った叔母は恥ずかしそうにしていた」というエピソードで会場を和ませ、心と心の交流を説いた。