英紙デーリー・メール(電子版)によると、スタバの従業員はアイスドリンクを提供する際、プラスチック製のカップに印刷された3本の黒い線のうち一番上の線まで飲み物を注ぎ、その後に氷でカップを満たしているという。訴状では、スタバはこうした作業手順によって、実際の飲み物の量を表示容量よりも少なくするよう従業員に指示していると主張した。
さらに、価格はアイスドリンクの方がホットドリンクよりも高いと指摘。16オンスと表示されたアイスグランデが2.65ドルなのに対し、ホットグランデは2.10ドルと例示した。
しかも、氷がない分、ホットドリンクの方が分量は多いとし、本来ならアイスドリンクはより大きなカップで提供すべきだと主張。スタバは、アイスドリンクにプレミア価格を設定することで、ホットドリンクよりも大きな利益を得ており、「不公平」と主張した。
デーリー・メールによると、スタバは2015年度に前年度比16.5%増の19億2000万ドルの純利益を計上。店舗売上高の73%を飲料が占めているという。