八十二文化財団が目録刊行 信州の文化財すべて収録

 八十二文化財団(長野市)は、県内の指定文化財を網羅した「長野県の文化財-長野県文化財総合目録-」=写真=を刊行した。県教育委員会の監修を受け、平成27年3月末現在の5千件を超える県下の指定文化財のすべてを収録した。信州の文化財の集大成であり、その研究や学習活動の情報源として貴重な資料となる。

 同財団は昭和63年に「長野県の文化財-長野県総合目録」を刊行して以来、追補版や改訂版冊子を発刊してきた。平成11年からはインターネットでも、県下の各教育委員会から提供された文化財情報をベースに発信を続けているが、今回の「目録」は27年に財団創設30年を迎えたのを機に、新たに蓄積された情報を加味するなどして県内の文化財を改めて整理したものだ。

 この目録を開くと、指定文化財を市町村ごとに分けたうえで、個別に名称・仮名▽文化財保護法と保護条例による区分▽種類▽指定年月日▽数量(員数)▽内容分類▽寸法(法量)・材質・形状▽制作年代・時代区分▽作者▽所在地▽所有者・管理者-などが記されている。

 同財団は「身近にある郷土の文化財への関心を高め、その保存や活用への理解を深めていくことは、より豊かな地域づくりの実現に向かうでしょう。地域の人々が大切にしてきた文化財を守り抜くための一助となれば望外の喜びです」としている。

 価格は2千円。問い合わせ、申し込みは同財団(電)026・224・0511。

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