正論

場違いだった三木首相の言動…日本はサミットで経済的な国際協調の成果を示せ 学習院大学学長・井上寿一

利害が錯綜する経済分野

 サミットはその後、参加国が増え議題も拡大する。第1回サミットは6カ国だった。カナダが加わってG7になったのは第2回からである。98年の第24回バーミンガム(イギリス)サミットにロシアが参加し、サミットは変質する。この間に議題は東西問題や南北問題をも扱うようになっていた。

 2014年からロシアが参加しなくなる。サミットの参加国は本来の姿に戻る。議題の方はどうか。外務省の伊勢志摩サミットの公式ホームページはサミットの歴史を次のように概観している。「世界経済問題について首脳間で政策協調を議論する場として、1975年から開始。その後、政治問題、地球規模の問題についても議論されるようになった」

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