熊本地震

「元気です!熊本」タウン誌、27日に急遽復興号…笑顔届けたい

表紙の撮影でポーズを取る上通商店街の店主ら=7日午後、熊本市中央区(彦野公太朗撮影)
表紙の撮影でポーズを取る上通商店街の店主ら=7日午後、熊本市中央区(彦野公太朗撮影)

 熊本地震を受け、熊本県内で最多部数を誇るタウン情報誌「月刊タウン情報クマモト(タンクマ)」(熊本市中央区)が、復興号の取材を進めている。タイトルは「元気です!熊本」。担当者は「僕たちの仕事は人を元気にすること」と意気込んでいる。(池田進一)

 「笑顔でお願いします」。熊本市中央区の上通商店街に7日、タンクマ編集長の小崎信夫さん(57)の声が響き渡った。

 復興号の表紙撮影で集まってもらった商店主らを前に、小崎さんは「次号は県民の笑顔で埋めたいんです」と訴えた。飲食店経営者は「がんばるしかない」と笑顔でこたえた。

 タンクマ編集部も地震で被害を受けた。4月14日の前震時にビル6階の編集部にいた下田沙耶さん(23)は「棚が倒れ、ガラスが割れた。とにかく怖かった」と振り返る。

 編集部員の無事を確認した小崎さんも「しばらくは何もできなかった」と話すが、それでも6月号の発行にはこだわった。

 「新聞やテレビのように生の情報を伝えるのはタウン誌の役割ではない。熊本が元気になるようなものをつくろう」。すでに進めていた企画を取りやめ、「元気です!熊本」のテーマに急遽(きゅうきょ)差し替えた。