外食チェーン二極化 「牛丼より安い」豚丼vs高価格路線のハンバーガー

豚丼の復活をPRするポスターが張られた吉野家の店舗=4月28日、東京都中央区
豚丼の復活をPRするポスターが張られた吉野家の店舗=4月28日、東京都中央区

 大手外食チェーンの価格戦略が二極化してきた。吉野家など牛丼チェーン各社は低価格に重点を置く一方、日本マクドナルドなどハンバーガーチェーン各社は高価格帯商品の拡充に軸足を移している。

 「牛丼より安いみたいなので、食べに行く」。東京都新宿区在住の男性会社員(30)は吉野家で4月6日に復活した豚丼について、こう話した。

 豚丼は米国でのBSE(牛海綿状脳症)発生を受けて、米国産牛肉の輸入が禁止となった際に牛丼の代わりとして、吉野家では平成16年3月から23年12月まで販売された。

 今回は値上げで離れた客足を戻す役割が期待される。吉野家が牛丼を値上げした26年12月から28年3月までの16カ月間で既存店の客数が前年を上回ったのは1カ月だけ。牛丼より50円安い豚丼でてこ入れを図る。他の牛丼チェーン各社でも値引きセールなどが目立っており、価格競争の再燃も否定できない。

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