セブン&アイHD 井阪新社長インタビュー詳報

「鈴木氏は精神的な支柱だ。顧問で残っていただく」

 --コンビニ業界では再編も進んでいる

 「今まで以上にお客さまに真摯(しんし)に向き合って、ニーズは何かを考えることが一番大事だ。競争相手は一見すると同業他社とみられがちだが、実はお客さまのニーズに寄り添ってられるか、寄り添い方がしっかりしているチェーンが強い。お客さまに真摯に向き合い、基本に立ち返ってしっかりやっていきたい」

 --鈴木氏がグループを強力なリーダーシップで引っ張ってきたが今後は

 「正しいと思うことは果断にやっていく。そこは逡巡(しゅんじゅん)することなく、躊躇(ちゅうちょ)してはいけない。私が入社してから携わってきたコンビニは、フランチャイズで成り立っている。本部と加盟店は対等な関係で、役割分担をしている。指示命令や上意下達はできないので、本部はお客さまにとって何がベストかということを考え伝えて売り場を変えてもらい、現場は困っていることをしっかり本部に上げてもらってきた。双方からイノベーションが起きるためにはどちらかといえばボトムアップの組織になればいい。トップダウンとボトムアップがうまく融合すればいいと考えている」