【セブン&アイHD 井阪新社長インタビュー詳報】「鈴木氏は精神的な支柱だ。顧問で残っていただく」(3/4ページ) - 産経ニュース

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セブン&アイHD 井阪新社長インタビュー詳報

「鈴木氏は精神的な支柱だ。顧問で残っていただく」

 --イトーヨーカ堂やそごう・西武の改革も重要な課題だ

 「店舗も見てまわり、いろいろ勉強させてもらっている。基本的には3月8日に発表された構造改革に基づいて進めたい。コンビニエンスストア事業が軸足となって、成長を支える業態として総合スーパーや百貨店を位置づける。各事業会社をセブン&アイとしてサポートしながら、セブン-イレブンのように仮説検証のサイクルを正しく回していくための議論と合意形成をしっかり行う」

 --グループの中核を担うセブン-イレブンの今後の展望は

 「グループの利益の8割がコンビニ事業から上がっている。グループにおいてコンビニ事業は重要なポジションだ。今までほど高密度で関わることはできないかもしれないが、ポイントでどういう商品戦略で、どうお客さまに利便性を提供していくかということを私の後任のセブン-イレブン社長の古屋一樹副社長と一緒に考えてチェックする。47都道府県で未出店の沖縄県は近い将来必ず出店する」

 --国内コンビニ店舗は5万5000店を超えているが飽和の懸念は

 「日本の小売店舗数、銀行の窓口や市役所の出張所などは減っている。一方で生活様式は高齢化が進み、遠くに買い物に行けない方や、働く女性や共働きの増加で、家事に費やす時間がない方が増えている。そうした社会の変化の中で、コンビニが果たせる役割や機能はもっと大きくなっていく。今までと同じ商品やサービスのままで、お店を増やそうとすれば飽和という話が出てきても仕方がないが、ここ数年でもコンビニが扱う商品やサービスの中身は随分変わってきた。お客さまのニーズに合わせて変化しながらら、利便性を提供できれば飽和はということはない」