衝撃事件の核心

「すごい汗」女子大生の濡れた二の腕にオチた物理教師 卒業生と岩盤浴デート…懲戒免職で法廷闘争

元教諭は即刻、校内のセクハラ委員会にかけられた。元教諭の弁解はこうだ。

(1)未成年の女子大生に飲酒を勧め、2人で岩盤浴や海に出かけたのは不適切で、弁明の余地はない

(2)ほとんどの場面が女子大生のリクエストに応えたものだと認識している

(3)「話を聞いてもらってうれしい」「楽しい」「誘ってほしい」という言葉を信じていた

(4)(デートが毎回深夜まで及んだのは)早く帰宅させなくてはという思いと、話を聞いてあげなければという思いで葛藤(かっとう)があった

元教諭は校長に反省の意を示し、「生徒たちのことを思うと夜も眠れない。テスト直前に自分がいなくなり、困っている顔が浮かぶ」として、定年まで勤めさせてほしいと訴えた。

だが、同校は元教諭を懲戒免職処分とし、退職金を一部支給(約690万円)とした。本来、元教諭は約2700万円の退職金と、定年までの月額約60万円の給与、年間200万円以上のボーナスを手にするはずだったという。

司法は「極めて不適切」

処分を不服とした元教諭は訴訟に打って出たが、1審京都地裁は請求を棄却した。元教諭が控訴し、今年4月、大阪高裁で判決があった。

元教諭は「一個人としての男女の交際を理由に懲戒処分することは幸福追求権の侵害だ」と主張したが、高裁判決は「2人の関係は双方の自由な意思に基づく交際とはいえない」と、元教諭側の〝一方通行〟だったと指摘。身体的な接触もあったとして「性的な関心、意図に基づくもので、教職員として極めて不適切だった」と認定した。

判決によると、女子大生は昨年、医師から心的外傷後ストレス障害(PTSD)と診断されたという。

あまりにイタい、中年の〝勘違い〟だった。