【世界ミニナビ】大量殺人犯が「人権」で勝訴…ノルウェーの判決に「GFとの面会も許すのか」(1/3ページ) - 産経ニュース

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大量殺人犯が「人権」で勝訴…ノルウェーの判決に「GFとの面会も許すのか」

 ノルウェーの裁判所はこのほど、77人を殺害して禁錮21年の刑に服しているアンネシュ・ブレイビク受刑者(37)が刑務所で非人道的な孤立状況に置かれているとして求めた処遇改善について、一部を認め政府に訴訟費用33万クローネ(約440万円)の支払いを命じる判決を下した。大量殺人犯が原告となって北欧の人権国家に勝訴した裁判は、複雑な波紋を広げている。ロイター通信などが報じた。

隔離状況は〝拷問〟か

 「非人道的あるいは品位をおとしめる処遇の禁止は、民主主義社会の基本的な価値であり、これはテロリストや殺人犯の処遇にも当てはまる」

 オスロ地方裁判所はこう言い渡し、ブレイビク受刑者の隔離された収監状況は欧州人権条約に違反していると認めた。政府は受刑者のメンタルヘルスに対する配慮が不十分だと断じ、他の受刑者との交流を一定の条件下で認めることや、ガラス越しではない弁護士との接見などを求めた。

 英紙インディペンデントは、判決について「ガールフレンドとの面会も許されるかもしれない」と報じた。ノルウェーの20代の女性が事件後にブレイビク受刑者に強い恋愛感情を抱き、一度も会わずに手紙を送り続けていると報じられたことをさしたものだ。

 判決は、事件の被害者となった人々の間で正反対の反応を引き起こした。