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加藤登紀子(72)=歌手=「3人の幼子を抱えて満州から命からがら引き揚げた母から学んだことは…」

 「命」は美しく生まれて消えてゆくもの。人の歴史の中で「音楽」は本当の思いを風のように伝えてきた、遺産として紡いできたと思う。だから、命は終わっても歌は消えない。自然が歌になるとより美しい、命ははなやぎながら流れる。その瞬間、命の力を歌がもらうんです。(聞き手 喜多由浩)

 〈かとう・ときこ〉 昭和18(1943)年、ハルビン(中国東北部)生まれ。東京大学文学部卒。在学中の40年にシャンソンコンクールで優勝。41年「赤い風船」でレコード大賞新人賞、46年「知床旅情」で同歌唱賞。「ひとり寝の子守唄」「百万本のバラ」などヒット曲多数。女優、声優としても活躍した。UNEP(国連環境計画)親善大使。コンサートは、5月14日、京都・文化パルク城陽((電)0774・55・1010)、7月2、3日、東京・渋谷Bunkamuraオーチャードホール((電)03・3352・3875)。

=4月掲載記事を再掲載

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