皇室ウイークリー

(番外編)皇居に行ってみませんか? 実は身近な観光スポット 散策が楽しくなるトリビア教えます

 東日本大震災の発生時には、足止めを食った勤労奉仕団が窓明館で一夜を過ごすことになり、それを聞いた両陛下がご自身の体調管理にあたる侍医を使わし、体調を崩した女子学生を宮内庁病院に入院させた。さらに、翌朝には皇后さまが窓明館に足を運び、いたわりの言葉をかけられたという。

 窓明館を出て、すぐの石垣に目をこらすと、積まれた大きな石に「丸に十字」などのマークが刻まれていることに気づく。「丸に十字」は戦国大名、島津家の家紋。江戸城の築城にあたり、石を持ち運んだことの印なのだ。

 その先、お堀にせり出すようにそびえ立つのが富士見櫓。明暦の大火(1657年)で天守閣とともに焼失したが、2年後に再建された江戸城のシンボル的な遺構だ。余談だが、櫓を支える石垣を築いたのは、熊本地震で壊滅的な被害を受けた名城、熊本城を建てた加藤清正といわれる。

 運が良ければ、宮内庁庁舎前などで信任状捧呈式に臨む大使を迎えに行く馬車列と遭遇することもあるという。

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