国会議員に読ませたい敗戦秘話

原爆投下や東京大空襲は人道上許されぬジェノサイドだった…WGIPの呪縛はいつまで続くのか?

 このような自虐的な歴史観、贖罪意識は戦後の連合国軍総司令部(GHQ)の占領統治下の日本人に植え付けられた。連合国軍最高司令官(SCAP)だったダグラス・マッカーサー米陸軍元帥は嘘と虚栄にまみれた統治者であり、天皇に代わる存在として日本を統治しようとした。  「民主化」の名の下で実施された占領政策も実態は日本を弱体化させるものが大半だったが、新聞・出版への検閲と言論統制により美化された。

 中でも効果を上げたのが、民間情報教育局(CIE)による「ウオー・ギルト・インフォメーション・プログラム(WGIP)」だった。巧みな情報統制とプロパガンダにより、東京大空襲や原爆投下を行った米軍への怒りは日本軍や日本政府に向けられ、贖罪意識は日本人の心の奥深くまで浸透していった。

 1951年9月のサンフランシスコ講和条約調印により、翌52年4月に日本は再び独立を果たすが、WGIPの呪縛はなお続いた。そこにソ連・中国が対日工作を強化させ、社会主義への幻想を振りまいた。

 終戦直前の45年8月9日、ソ連は日ソ中立条約を破って満州に侵攻し、樺太、千島列島などを次々に占領していった。満州などに入植していた百数十万人は塗炭の苦しみを味わうことになるのだが、悲劇はそれだけではなかった。満州などにいた日本人将兵約57万人はシベリアで強制労働を強いられ、1割近くが極寒の地で命を落とした。

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