杉田水脈のなでしこリポート(3)

慰安婦問題に関する岸田外相の不可解な説明には首を傾げざるを得ません

 そして、その翌週に行われた会見の記録を見て、さらに疑問が出てきました。

 フリーランスの安積明子記者の「日本政府が提出した書類・文書は当初作成したものよりもかなり簡略され提出されたと聞いている。その理由としては、日韓合意の『日韓両国が国連などの国際的な場においてお互いに批判し合わない』というところがネックになっているのではないか」という質問に対し、岸田外相は「提出した文書を作成する過程についてでき上がった文書に至るまで、どのような過程をたどったかということについて申し上げることは普通はしないでしょうし、控えたい」と回答しています。また、「委員会においてなぜ口頭説明のみで文書化しなかったのか」については「どんな質問が委員からあるかわからないから、当然口頭になった」と答弁されています。

 報告書の作成過程は話せないとおっしゃいますが、提出まで二転三転した経緯は産経新聞を始め、様々なところで報じられています。

会員限定記事会員サービス詳細