話の肖像画プレミアム

名波浩(43)=サッカーJ1ジュビロ磐田監督=「痛いと言うな」と教わって 

【話の肖像画プレミアム】名波浩(43)=サッカーJ1ジュビロ磐田監督=「痛いと言うな」と教わって 
【話の肖像画プレミアム】名波浩(43)=サッカーJ1ジュビロ磐田監督=「痛いと言うな」と教わって 
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チームの一体感は「平等」から

 〈1997年から6年間で3度J1王者に輝くなどジュビロ磐田の黄金期を中心で支えた男が「古巣」をJ1復帰に導いた。3年ぶりに立つ最高峰の舞台。いやが上にも期待は高まる〉

 昨季は早々に清水のJ2降格が決まり、われわれが昇格を逃すと、今季は「静岡ダービー」がJ2で行われる状況でした。静岡県人は見たくないし、やってはいけないと思いました。J1昇格に2シーズンを費やし、昇格までの苦しさや重圧をはねのけた経験は今季プラスに作用すると思っています。

 〈2014年9月に監督に就任。複数の誘いの中で、最後に磐田からオファーが届いた〉

 磐田の話が来たときは、2日後に他のクラブに「行きます」と返答する予定をしていたのでギリギリの選択でした。決断できたのはクラブへの愛があったからだと思います。もう1日遅ければたぶん「ノー」でした。

 〈就任2カ月で臨んだJ1昇格プレーオフ準決勝は、後半ロスタイムに山形のGK山岸に決勝点を許して敗れた。悔しさは、いまも消えない。一方で改革を着実に進めている〉

 プレーオフで「GKにやられた監督」という記憶がみんなの頭に残っています。去年(15年シーズン)のプレーオフ中継の告知などで、決勝戦でもないのに必ずあの場面がテレビに出てきました。「世界中に恥をさらしたクラブ」だと、僕は言っています。監督就任以降、チームの問題点を箇条書きにして改善し、前監督時代に非公開が多かった練習を公開にしました。ファンに見られることで、選手に研ぎ澄まされたプレーをしようという感情も生まれます。

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