【主張】憲法施行69年 9条改正こそ平和の道だ 国民守れない欺瞞を排そう(2/3ページ) - 産経ニュース

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憲法施行69年 9条改正こそ平和の道だ 国民守れない欺瞞を排そう

 前文は、「日本国民は、(略)平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して、われらの安全と生存を保持しようと決意した」とうたっている。

 だが日本の近隣には、公正と信義の発揮を期待できる「平和を愛する諸国民」ばかりがいるわけではない。

 東シナ海や南シナ海での覇権追求を隠さない中国は、4月30日の日中外相会談で「『中国脅威論』をまき散らすな」という対日要求を突き付け、恥じなかった。

 昨年9月の北京における軍事パレードでは、核ミサイルを次々に行進させた。あれは果たして、平和の祭典だったか。

 北朝鮮は、国際世論の反発を顧みず、核実験や弾道ミサイルの発射を繰り返している。

 ロシアは、北方領土の軍事基地化を進めている。

 前文だけではない。9条は日本の防衛力に過剰な制限をかけている。政府の憲法解釈は、自衛のための日本の武力行使は「必要最小限度」としている。

 このことが自衛隊に、「専守防衛」しか認めない政策につながっている。

 一方で、現代の国家を守り抜くには、領土・領海・領空を守る力に加えて、核抑止力や侵略国自体へ反撃する力も欠かせない。

 もちろん、日本や欧州諸国がそうであるように、米国との同盟で「核の傘」や強力な米軍を抑止力として期待するのは、現実的な政策上の選択肢ではある。