にっぽん再構築・高齢者をいかせ(2)

老害シニアが摩擦を生む 「いつまでも自分は偉いと勘違いしてほしくない!」

【にっぽん再構築・高齢者をいかせ(2)】老害シニアが摩擦を生む 「いつまでも自分は偉いと勘違いしてほしくない!」
【にっぽん再構築・高齢者をいかせ(2)】老害シニアが摩擦を生む 「いつまでも自分は偉いと勘違いしてほしくない!」
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 「おい、コーヒーがないぞ」

 東京都内の大手金融機関で営業部門をサポートする部署に籍を置く女性(28)が、その命令口調にいらだちを覚えない日はない。声の主は、60代の男性社員。昨春の退職後に再雇用され、女性と机を並べるようになった。数十人の部下を従えていた部長経験者だ。

 女性は一般職。男性は雑務をこなすため雇われているが、部長時代の習慣が抜けきらず指示を出すばかりだ。「この書類を運んどいてくれ」「コピー用紙、切れてるぞ」。女性が代わって働いている間、インターネットで趣味の旅行サイトを眺めていたり、ふんぞり返って読書にふけっていたりすることも多い。

 「自分でやってよ!」。いつも心の中でこう叫んでいる。たまりかねて相談した40代の上司も大先輩である男性には及び腰だ。

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