Viva!ヨーロッパ

分断の街ベルリンでデビッド・ボウイが刻んだ伝説 銃声響く壁でキスをする恋人に捧げた歌はなお…

【Viva!ヨーロッパ】分断の街ベルリンでデビッド・ボウイが刻んだ伝説 銃声響く壁でキスをする恋人に捧げた歌はなお…
【Viva!ヨーロッパ】分断の街ベルリンでデビッド・ボウイが刻んだ伝説 銃声響く壁でキスをする恋人に捧げた歌はなお…
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 ロック界の大スター、デビッド・ボウイさんの今年1月の死去の知らせに、世界各地では追悼の声が広がった。特に冷戦中の東西分断時代にボウイさんが暮らしたドイツでは「ベルリンの壁」崩壊に貢献した人物の一人として思い入れが強い。その伝説は巨星が墜ちた後も、ベルリンの街の歴史に深く刻まれ続ける。(ベルリン 宮下日出男)

 ベルリンの中心部にある「ハンザ音響スタジオ」。「マイスター・ザール」と呼ばれるスタジオ内の巨大ホールを示し、音楽エンジニアのエデュアルト・マイヤーさん(72)が語った。「ボウイさんはここを『壁際のビッグ・ホール』と呼んでいた」

 かつてのベルリンの壁のすぐ近くにある「ハンザ」は数々の著名アーティストが録音に使った名門スタジオだ。ボウイさんはその代表格の1人で、このホールで録音した。マイヤーさんも携わり、交流を深めた。

 もとは舞踏会場だったホールは今、収録には使われていない。だが、ボウイさんの死後、ここで追悼イベントが開かれ、スタジオ前には長蛇の列ができた。その数は計約4千人。多くが涙を流した。

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