話の肖像画プレミアム

ガッツ石松(66)=元プロボクサー=「OK牧場」「右に左折」…なんでか分からないオレ伝説

【話の肖像画プレミアム】ガッツ石松(66)=元プロボクサー=「OK牧場」「右に左折」…なんでか分からないオレ伝説
【話の肖像画プレミアム】ガッツ石松(66)=元プロボクサー=「OK牧場」「右に左折」…なんでか分からないオレ伝説
その他の写真を見る (1/5枚)

分からないのがガッツ伝説

 〈昨年はNHKの連続テレビ小説「まれ」に出演し、ソフトバンクのCMにも起用された。ボクシングの世界チャンピオンが引退後、俳優として活躍し続ける人は珍しい〉

 最初は鼻で笑う人もいました。俺が演技なんかしている、と笑ってました。だけど違う世界ですから…。40年前に野球選手とか他のスポーツ選手から役者になった人はいなかったと思います。人のやっていないことだから面白い。ボクシングはガキの頃からの殴りっこの延長みたいなものでしたから、違う世界で成し遂げてやろうと思って続けてきました。

 ただ、我慢することは今でもあります。あいさつしても無視されるとか、芸能界でもぶっ飛ばしてやりたい人はいます。でも、それをやったらおしまい。世の中を渡るにはグレーゾーンでいるのが一番良いというのが私の哲学です。白黒はっきりさせるのは自分の腹だけにして、相手に対しては「そうだね」ってしておく。嫌な人とは遭遇しないようにする。それがうまい生き方だと思います。

 〈「OK牧場」「僕さあ、ボクサーなの」など、世に知れたギャグは枚挙にいとまがない。お茶の間を盛り上げようとするサービス精神は子供の頃には芽生えていたのか〉

 昔、「OK牧場の決闘」という西部劇の映画がありました。みんなが使うOKという言葉に語呂あわせで「牧場」と言っただけで、考えたものではありません。なんでか分からないのがガッツ伝説でしょう。右に左折とか…。ある面では遊びですが、小さい頃から周りを盛り上げようとする気持ちはあったと思います。