ローカルプレミアム

プロ野球観戦が老化防止に効果ってホント?!早大と西武ライオンズが共同研究

勝利しファンの声援に応えながら引き上げる西武・岸孝之。野球観戦で健康効果を得られるか注目される =西武プリンスドーム(撮影・蔵賢斗) 
勝利しファンの声援に応えながら引き上げる西武・岸孝之。野球観戦で健康効果を得られるか注目される =西武プリンスドーム(撮影・蔵賢斗) 

 プロ野球観戦でお年寄りは健康になるか-。早稲田大と埼玉西武ライオンズは、「野球場でのプロ野球観戦が中高齢者の健康に及ぼす影響」について、共同研究をスタートさせた。高齢者の認知症予防や、精神状態への効果を測定するのが狙い。研究には埼玉県所沢市などが協力し、効果が確認されれば、自治体の高齢者施策として、野球観戦導入に期待がかかる。

(さいたま総局 宮野佳幸)

 研究代表を務める早稲田大の樋口満教授(運動生理・生化学)によると、野球観戦が、高齢者の健康に与える影響について調査した研究は前例がないという。

 幸福感や抑鬱などの項目から、野球観戦の効果を検証し、観戦によるコミュニケーションの活性化、応援で声を出すことなどによって、健康寿命を伸ばす効果が確認されるかどうかが注目される。

 研究は、ライオンズと「連携協力に関する基本協定」を締結している所沢市など5市を通じ、60歳以上の男女約70人を選んで行う。2グループに分け、それぞれ4~6月、または7~8月の約2カ月間で月2回以上、同市上山口の「西武プリンスドーム」で実際に野球観戦する。

 3月半ばには、参加者の一部がドーム近くの施設に集められ、研究内容について説明を受けた後、身長や体重、血圧を測定した。

 「今日は何曜日ですか?」「今は何月ですか?」といった問いに答える認知機能のテストや、幸福感、生活習慣に関するアンケートも実施。6、9両月にも同様の測定を行い、研究の結果は年内に公表される予定だ。

 樋口教授は「今まであまり外に出ない人も、野球観戦をすることで日常の活動も活発になり、生活を楽しんで精神面でも健康になることを期待している。ライオンズの奮闘ぶりも影響があると思うので、活躍してほしい」と話す。ライオンズの戦績が、老化防止効果を高めるか…?!

会員限定記事会員サービス詳細