「インストなので、基本はBGM。どこかで耳に引っかかるには、メロディーが勝負」と、メロディー作りには心を砕いている。
こうしたインストのCDが、雑貨店の「ヴィレッジヴァンガード」などで好調に売れているという。「今やCDはCD店でしか買えない物でもなくなり、商店街やショッピングモールの雑貨店に立ち寄ったついでに、ティーカップや本に付随してBGM的に売ってもらえているのかな」と、タマスケアットは分析する。
キーボーディストの渡辺シュンスケによるソロプロジェクト、Schroeder-Headzのアルバム「特異点」なども同様の売れ方をしている。
雑貨店などでふと出合ったインストCDが普段の生活を豊かにしてくれることもありそうだ。(兼松康)