彫刻家・吉田朗 ポップで明るく破天荒

【瞬】彫刻家・吉田朗 ポップで明るく破天荒
【瞬】彫刻家・吉田朗 ポップで明るく破天荒
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 吉田朗(あきら)(39)は、動物や人などを題材にしたポップで明るい立体作品を制作する彫刻家。現在、東京・六本木のギャラリーで個展が開催され、破天荒な作品が訪れる人たちを楽しませている。

 なかでも「エビ子供」という作品はひときわ目を引く。エビとふっくらした子供が合体した不可思議な姿は屈託がない。エビの真っ赤な色彩が鮮烈。作者は豪華な伊勢エビにしたかったが、「表面のゴツゴツした感じを出すのが難しい」とボタンエビに。

 素材はFRP(繊維強化プラスチック)。それにエアブラシで着色。ツルツルの滑らかな体の表面には、桜や琳派風の水流の模様が施され和風の装い。「感覚的なイメージを重視した」という。

 吉田は多摩美術大学彫刻学科卒。平成12年、芸術をテーマにしたテレビのバラエティー番組「たけしの誰でもピカソ」に出演。番組内の特別企画「5美大対抗アートバトル」で多摩美大代表として出場し、優勝した。このときはソーセージやベーコンなど食べられる食品を素材にした奇抜な立体作品だった。23年には現代アートシーンを代表する31人の気鋭作家を集めた「ジパング展」に選ばれた。

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