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地元の企業も頑張っている。熊本で電気工事を行う白鷺電気工業はRKK女子駅伝に社員をあげて参加している。会長の奥さんも走り、いつも家族的で温かい雰囲気が漂っている。沼田幸広社長に地震のお見舞いの電話を入れると、喜んでくださったが、大変忙しそうだった。
社員は揺れの大きかった地域の送電設備の修復に阿蘇地域をはじめ熊本中を車で回っている。人手が足りないだろうと案じたOBも駆けつけ、一緒に作業を行っているらしい。
「雨が降ると道路がぬかるみ、がけ崩れの心配もあるので帰ってこられるのかと心配になります」。社員には自分の家が全壊し、避難所から会社に出てきている人もいるそうだ。
女性社員は炊き出しをしたり、料理を作ったり。「絶対に停電させないように」を合言葉に、一人一人が自分のできることを精いっぱいやり、皆で力を合わせている。駅伝のようだと思った。私ができることは何だろうか?と考える。これ以上、エコノミークラス症候群を増やさないためにも、避難所などを訪れてストレッチやウオーキングを行いたい。