オリンピズム

スポーツに高潔を求めて(1) 不祥事続くオリンピック 今こそ「ストレンジが伝えた精神」を考えてみては

 どこか聞き覚えがある。そう、「オリンピック競技会で重要なことは勝つことではなく、参加することである」。

 1908年ロンドン大会で対立する英と米、両国選手に向かってペンシルベニア司教、タルボットが諭した有名な文言。当時、国際オリンピック委員会(IOC)会長だったクーベルタンが引用し広まった。

 クーベルタンの引用には続きがある。「人生において重要なことは成功することではなく、努力することである。本質的なことは勝ったかどうかにではなく、よく戦ったかにある」。弱くとも参加すればいい、ではない。「全力で戦う」ことが重要だと強調したのだった。

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