いざ!リオ五輪 第1部・戦う意味(3)

競歩男子 垣根越え研鑽 悲願は目前

審判員も育成

 歩型審判員へのアプローチも見逃せない。競歩は両足が同時に路面から離れてはならず、かつ前脚は接地の瞬間から垂直の位置になるまでまっすぐに伸びていなければならないルールがある。陸上競技で唯一、「審判の目」が介在する点が特徴だ。

 五輪や世界選手権を担当する「レベル3」の国際審判は世界で25人。日本陸連では04年から、この審判を国内大会に招聘(しょうへい)し、日本人審判員向けの講習会を行ってもらっている。「ジャッジのトレンドをつかむことは重要」と今村。国際審判が編集した映像を見ながら解説を聞き、日本人審判を養成。同時に選手には傾向と対策を伝え、警告を受けないフォーム作りに役立てている。

 4大会連続で五輪出場を決めた谷井は言う。「リオの男子代表6人は全員がメダル候補だと思う」。そして、こう続けた。「日本競歩にとって今が大事な時期だと感じています」。悲願の五輪メダルを獲得できたなら-。20年東京五輪に向けて注目は一層、高まっていくはずだ。(敬称略)

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