衆院総務委員会で「あほ認定」した民進党から懲罰動議を出されたおおさか維新の会の足立康史衆院議員。歯にきぬ着せぬ発言が反発を招いているが、本人は「事実誤認はない」とどこ吹く風だ。なぜ野党第一党を激しく攻撃するのだろうか…。こんな素朴な疑問を抱いていたら、エキセントリックな言動とは一線を画した彼なりの問題意識があるのだと告白するではないか。
足立氏は4月7日の総務委員会で、民進党の安全保障関連法の対応などをめぐり、「安保法廃止法案が対案だと胸を張っているのは、あほじゃないか」「こんな政党は国会の恥だ。あほ、ばか、どうしようもない」「私が知る限り民進党などがやっている仕事で国益になっていることは一つもない」と発言した。
さらに、民進党が環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)をめぐる交渉資料を政府に提出させ、機密保持を理由に黒塗りになっていたことを殊更に強調して批判材料に悪用したと主張。「揚げ足取り、レッテル貼り、お芝居だ」と批判し、野党第一党の怒りに火をつけた。